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2009-08-30(Sun)

ルオシンの新株発行案


まとめておきます

一応、掲示板の投稿についても書いておきますが
・書き方からして、公募増資の可能性が高い
・07年11月の急落は何処まで新規株式発行の影響なのかは
図り辛いと言えると思います。

まず、07年9月に新株発行案があり,株主総会は通過したものの、
CSCRの承認を得られていまま、総会で承認された期限を過ぎてしまった
なので、承認を得るために新たに前回の期限を越えても新株を発行
出来る権限の付与を提案したい
(この文章だと前回の新株発行は9/10と10/31にアナウンスされたと
なっていますが、HKEXに書類がアップされたのは8/24と11/13。
8月の方が新株発行、11月は売り出しの代理人と合意に達した)

発行予定株式数は 1億株以下
現在の発行済み株式数は 6億900万株くらい
希薄化は最大で約16.5%

H株の発行済み株式数は1億6456万株
なので、H株は最大で60.8%増加することになる

発行予定価格はHKD4.3-2.6になる
ちなみに、07年の予定価格は3.6-2.6なので今回は上限のみ引き上げられ
ているようです。

今回の発表で会社が新株を発行できる期間は最短で決議の12ヶ月後まで

発行によって受け取れる最小の金額はHKD260ミリオン
これは大体、同社の手持ち現金と同じ金額
この発行に掛かる費用は、総受取額の2.66%を想定している

新株発行で得た現金の内、HKD166ミリオンは生産設備とライン
販売網の拡張に使用する
HKD43ミリオンはR&D能力の向上に使用する

残りは、ワーキングキャピタル
もし、HKD2.6以上の価格で発行された場合、上回った分については
上記の目的に、比例配分する

必要な条件
①総会で株主から新株発行の権限を承認してもらう
②CSRCから新H株発行の許可をもらう
③条件に照らし合わせて、発行の契約が終了していない事
④証券取引所の上場委員会の許可

------------------------------------

・・・・せっかくいい感じで上がってたのに何でこのタイミング!!
と、いいつつも、まだまだ大きく拡張する計画があることが確認できた
点はちょっと安心しました。
ただ、もっと株価が上がってからでも良かったのではないかと思うところも
ありますが。

設備投資分の166ミリオン程度なら、1年分のキャシュフローで賄える
金額なので普通に考えれば年後半、いつもの如く投資は増えると考えても
いいのではないかと思う。
07年は営業CFがRMB199ミリオンだったので結構ギリギリだが、今年は前半
だけで159RMBミリオン。
多分このまま行けば普通にHKD3億位はいけそうな感じです

なので、下限の金額で考えるとどうしても今しなくてはいけないものでもないですね
ただ、今現在の手持ち現金が約2億6千万元くらいなわけで、仮に下期に
1億5千万元くらい営業CFで入ってきたとしても、キャパシティを考えると無茶苦茶
現金があまる計算にはならないとも考えられるように思います

大きく拡張する計画があるということは、まだ成長に賭けていいわけだし
この会社の実績を見れば、キチンと投資に対するリターンを上げられている
訳なので、基本的にはホールドしていれば、プラスの面が大きいと思う
16%の希薄化で、それを遥かに上回る成長なら割り合うという感じで
会社を信用できるならホールドということでしょう

新株発行(発表)後の株価と言うのは結構センチメントに
左右されるところがあります。

今回は、全体が下がってる局面にあったわけでまさにタイミングが悪く
随分る売られてしまいましたが。

チャートの左の矢印が新株発行の計画がアップされた8/24
右の矢印が発行代理人が決定した11/13です

NEWSTOCK

VSHANGSEN

07年の中は記憶が確かならばまだ増資をすればさらに売上が伸びる
と言うような考え方が主流だったわけで、新株発行決定以降、大きく
株価は伸びています。
勿論、日本でも評価されれば上がる事もある訳で、必ずしもこの
考え方が間違っているわけではないし、株価にとって悪影響しかない
とも言い切れません。

11月は、発行の可能性が高まったわけで、ここから株価は落ちますが
決算の日程が決まると、上昇が始まり、決算の数日前に発表日の株価を
上回っています。

また、2008/8/24にせよ2008/9/10にせよ別に期限が切れたからといって
値動きが良くなっている様子はありません。


用途のところで1億株発行した場合に基づいて話が進んでいるので
1億株発行されるものと考えておいていいと思う、その場合
直近四半期EPSは.HKD0.34と言ったところ。金曜日の終値を基準に
すると、PERは11.56倍ですか。

マイナスの評価としては、需給が悪化するかもしれないと言う点
これはまあ、仕方が無い。

謎の点、この会社どういうわけか、HKSEのページでH株の大株主を
検索しても、何もでてこない、全く書類が提出されていないのか何なのか
ご存知の方いらっしゃれば教えてください。

なんか、随分長くなりましたがこんなところで。
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2009-08-21(Fri)

DGW 09-2Q

まずは06-08の業績を見てみます

06-08annual

売上の伸びに加えて、粗利益率も上昇しているので相乗効果で
粗利益の伸びは随分大きいですね

R&D、販売・管理費が売上に占める割合も減少傾向にあり06年→08年では
販管費 13%→9%
R&D  4.4%→2.8%
となっており、お陰で営業利益は粗利益よりもさらに速いスピードで
伸びています。

費用が売上に占める割合の低下は、今年になってからも概ね続いています


セグメントごとの売上
06-08segment

08年は汚水処理製品のが大きく伸びています
今年に入ってからも、このセグメントは良く伸びていて、今年は創業時の
セグメントである循環水処理製品の売上を追い抜いています。

06-08deta②


06年は何故か、全く投資をしていませんが、07と08年はの投資は
営業cfの範囲内(随分小さい割合ですが)で行っており、fcfはプラス
ずっとこんな感じだったのか、全く借入もありません

ROA・ROEも随分高いです
レバレッジを全くかけずにROEがこの水準の企業は滅多にない気がします
(これらのデータは、分母に当たる総資産と資本部分を
08年度分:08年度と07年度の平均 07年:07年度分のみで計算しています)

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ここから先は4半期ごとのデータ

09-2qdgw

2Q終了時点での希薄化を考慮した株式数で見て、直近四半期で
1.64ドル、ipo時の値決めが16ドルでしたので、大体per10倍弱ぐらいの
値段だった訳で、やはり安すぎでしょうね。

カンファレンスコールで09年通期の予想希薄化考慮後加重平均株式数が
37.1ミリオンになると書かれていたので、この数字を使ったepsも算出して
みました。

セグメント別売上
09-2qsetmentdgw

Circulating Water Treatmentは前年比での売上の伸びが
2割弱と他のセグメントと比較してかなり低めです
汚水処理事業はガンガンに伸びて、今年に入ってからは
一番ボリュームの大きなセグメントになってます、多分このセグメントが
最も、普通の人が持つ(或いはQさんが仰っているような)水処理
のイメージに一番近いのではないでしょうか?

キャッシュフローは正直あまり書くことが無いですね
1Qは09年08年共に投資cfは0だし、2Qは償却の数字と投資cfの数字が
不明なので、あまり参考にはなりません

カンファレンスコールでは1Hの設備投資が70ミリオンとのことなので
この数字でいくと、2Qの営業cfで賄えており、他に大きな変動が無ければ
1hのfcfもプラスになっているはずです。

09-2QDETA2

IPOしたばかりと言う事もあり、現金のボリュームが増え
ROAやROEと言った効率性を示す指標は低下しています

有形資産回転率は高水準を維持していますが、これも季節性が
あるので通年でどうか、もう少し長期のデータを見たいところですね

一株あたり純資産の数字が消えてますが、2Qは4.98USDです。

回転期間は季節性の影響もありそうなので、これももう少し
長期間で比較したい

まあ、ちょっと参考にならないデータも多いですが、個人的には
高成長でいい企業ではないかと思います。

魅力的だと感じて、アメリカに口座を持っていない方は是非証券会社に
扱うようお願いメールを送ってみましょう!!
今後とも、日本の証券会社で魅力的な銘柄の扱いを増やしてもらえるよう
ADRの情報も書き込んでいきます。
2009-08-21(Fri)

DGW 概要


Qさんが、「水不足が資源不足の最大のテーマに」と仰っているので

この前アメリカに上場した中国の水処理製品製造会社
ドーヤン(ティッカーDGW)を見て見ます。
尚、この記事に書かれている通貨の単位は全てドル
決算に書かれているのはRMBです



Freedonia Groupによると中国の水処理製品に対する需要は2012年まで
年率15.5%で増えると予想されています。

私の知る限りでは、日本でこの銘柄を取り扱っている証券会社は
ありません。

80以上の販売店を通じて、28の地域に商品を販売している
様々な用途に対応する商品を自社開発しており、08年には35種類以上を
世に送り出した

調査会社によると、中国の水処理製品に対する需要2012年まで年率15.5%
で成長するそうです

現在、製品の種類は80


主な事業は3つ
(HPに製品の写真があるので、興味のある方は見てみると
いいと思います)
HPはこちら

・Circulating Water Treatment Equipment
92年創業時に開始、製品数は35以上

循環水処理設備
食品、飲料、エレクトロニクス、薬品、石油科学などのセクターで必要な処理
やそれらの製造過程
冷却装置、エアコン、冷蔵システム、
The China Association of Environmental Protection Industryによると
04年に277ミリオン市場→2010年1ビリオン市場で、CAGRは24.1%
これに関連するサービスの売上は04年の345ミリオン→10年1.2ビリオン
CAGRは23.1%

・Water Purification Equipment.
98年に開始、製品30以上

製品の多くは、紫外線、オゾン、薄膜等を使って用途に合った浄化を行う
逆浸透と、電気再生式脱塩技術(EDIテクノロジー)の両方を採用した事で、
高い脱塩効率を実現し、高い電気抵抗を持つ水や、高純度な水を生産できる
これらの製品は、化学物質を使用しないため、他のタイプで生じる負必要な
副産物も発生しない


住宅地域から商業地を含む様々な客層向けの水浄化処理装置

都市水道水の純化セクターの市場規模は04年2.8ビリオンから10年6.6ビリオン
CAGR15.4%
関連するサービスは、04年4.6ビリオンから10年に8.4ビリオン
CAGRが10.4%

大都市の半分程度で飲料水が国際基準に満たない、化学処理されていない
水道水や、老朽化した水供給システムが更なる汚染を引き起こしている
従来の処理方法は、水中の有機物を取り除く能力が限定されていて、水中に
有害物が残るため、飲料水の品質改善が急務となっている

セントラル浄水器やオゾン発生装置、赤外線浄水器は住宅地やホテルなどの
商業地に提供する飲み水を生産する際に使われる。

またオゾン発生装置と赤外線浄水器は下水の消毒や、農・工業排水の処理
過程でも使用される。

工業用水の純粋化セクターは04年3.1ビリオンから10年6.4Bりイオン
CAGR12.8%
関連するサービスの売上は、04年4.3ビリオンから10年8ビリオン
CAGR11.1%

薬品、科学、飲料、食品加工、エレクトロニクス業界では、製造過程で高純度の
水が必要

このセグメントでの最も大きなアドバンテージは、浄水機器をデザイン、処理全般
まで全て統合して提供しているところ


・Wastewater Treatment Equipment

01年開始、製品15以上

都市の下水や、工業・農業の排水を処理する装置

汚水処理装置は04年2.1ビリオンから10年3.8ビリオン
CAGR10.1%
関連サービスは04年3ビリオンから10年には14.6ビリオン
CAGR30%
工場排水に対する危機意識が高まっており、
水と汚水の廃棄料金が上昇した事で、製造業も排水リサイクルの費用対効果
に気付くようになった。

他社の製品と比較して、最も大きなアドバンテージは統合されたスラッジ濃縮
システムを導入する事で、省スペースと、省エネを実現している点


IPOによって得た資金は

現在の製造工場・生産ラインのアップグレード :20ミリオン

水処理製品の新製造工場と生産ライン     :30ミリオン

R&Dラボの建設                    :10ミリオン

残りは、一般的なき業目的と、将来するかもしれない買収に備える

------------------------------------------------
以下はカンファレンスコールより、重要だと感じたところを書いておきます
(一応、慎重を期したつもりですが、英語の聞き間違いを含む可能性が
あります。見つけたら教えてください。)

11次5カ年計画(2006-2010)…470億ドルが汚水処理向けの予算
08年11月の景気刺激策…510億ドルが汚水・ゴミ処理に向けられる

多様性な製品を販売・価格は国際的に通用する・品質は国内ライバル
企業より優れている

販売網は中国の水処理設備販売企業で最大
ノンケミカル・薄膜・省エネ等の先進テクノロジーを取り入れた製品を開発

Wastewater Treatment部門はベルトタイプ・プレスマシン、紫外線を使った装置
(ウルトラバイオレット・シェルビング・~・システム)の売れ行きが好調でyoyで48%伸びた

Circulating Water Treatment部門は企業向けの新型オートマティックフィルター
とサーキュレーティング・ウォーターセントラルプロセスの需要が好調

Water Purification部門は、新しく導入したオゾン発生装置、紫外線水純化装置
セントラルウォーターピュアリファイラー?が顧客からの支持を得た

下半期には6種類の新製品を発表する予定で、来期の予想にはこれらの貢献分も
含んでいる。

コストが圧迫されるような事態は起こっていない

09年度の加重平均希薄化考慮後株式数は37.1ミリオンになる

Q 中国の景気刺激策は2hに同影響する?

予想を超える、入札や受注がある。
景気刺激策の効果は今後3年ほど続くと見ている


Q 来期も粗利は高い水準を維持できると言う話だけど、それ以降は?

2010年に入っても、グロスマージンが急激に悪くなるとは考えてない


Q コモディティーの価格が安いが、値下げはする?

今年値下げする事は考えてない、だが、原価が上がれば値上げは考える

オッペンハイマー
Q キャパシティー拡張の計画は?
拡張計画が完了しキャパシティが25%アップした、現在利用率は80%位で
3Qの需要にあわせていく


Q 今年の新製品発表スケジュールは?

2hは6種類の新製品を発表予定、3Qの終わりまでには発表予定

Q 季節性は?
一番強いのは3Q二番目が2Q、次が4Q、最後が1Q

→建設活動が活発な夏~秋がかき入れ時、冬は建設活動が鈍るので
売上も低くなる

Q ビジネスセグメントごとの状況

汚水処理ビジネスは、政府の環境保護方針の影響で売上が
急速に伸びている。
また、水の需要増加、供給不足に伴い循環水処理が伸びる
循環水処理と、汚水処理は昨年の景気刺激策とは関係ない

Q 中国の水処理セクターは急速に成長しているが

ドーヤンはマーケットの平均成長より、早く成長している
ドーヤンはマーケットリーダーであり、同業の規模が小さいプレーヤーは
沢山いるが、成長も限られているため


Q 販売ネットワークの拡張は?

ディストリビュータの数は毎年変化している
毎年基準に満たない3-5のディストリビューターとの取引をやめる
この評価は1年春節辺りに単位で行っているので、この時期に変化は無い
販売員は夏に大卒を採用をしてるので増えた


Q 設備投資?

上半期は70ミリオン、今年は、新設備の導入もあり非常に大きくなる
新設備は今デザインの段階、3Qの終わりに建設を開始する予定

-----------------------------------------------

以下オマケ

少しだけ、水関連のインフラ建設・運営を行っている中国水務との比較を少し
書いておくと、
08年度   売上     粗利益    営業利益
中国水務 900ミリオン  280ミリオン 87ミリオン
ドーヤン  600ミリオン  265ミリオン 197ミリオン
中国水務の場合は、投資の評価益が大きくアニュアルレポートに記載されている
営業利益は粗利益を上回っていますが、粗利益から販管費を引いた金額で比較
するとこんな感じです。
業種の違いもあるでしょうが、中国水務は3年間ずっとfcfがマイナスで必要な
投資を自己資金で賄える体質ではないと思います。
別に中国水務が悪いとは言いませんが、、本業のみに集中していると
言う意味では個人的にはドーヤンの方が好きですね。
2009-08-18(Tue)

ルオシンファーマ09-2q

8058-09-2q


どうせなので、決算が良かった割にあまり上がってない銘柄から
みていこうと思います
とうことで、ルオシンファーマです。
中国の製薬会社で、香港の新興市場であるGEMに上場しています
証券コードは8058

まあ、この会社は数字はいいのですが、決算書のビジネスレビューや
プロスペクトの内容が1Qと2Qで殆ど同じになっているので、どうしても
数字で考えることになってしまいますが。

2Qは売上が200ミリオンを超え最高になると同時に、yoyでの伸び率も
4割強とかなり強い数字になりました。

粗利益率、営業利益率共に08-4qで底を売って上昇傾向にあります。

09-2q-2deta


年間通してみるとFCFがずっとプラスで、事業拡大に必要な現金は全て
自己資本で賄っている事がわかります。

ocfの範囲内で投資を行い、高成長を遂げているのはいいのですが
配当性向も低いので、流動資産がドンドン増えてROAやROEと言った
指標が悪化傾向にあります。
今期これらの指標が改善しているように見えるのは、単に流動負債の
割合が増えただけなので、改善の兆候ではないですね。

契約済み未提供分の設備投資は16,754

設備の稼働状況がどれくらいか考えるために、有形固定資産倍率を見て見ます
construction in progress部分を除いた数字を見てみると、概ね275-460の間
で推移しています、仮に460を上限と考えると、現在の設備で売上が伸びる余地は
約45%程度と言う事になります。

今上期、ICFが妙に少なかったのが当面設備投資をする気が無いのか、
例年の如く下半期に行う予定なのかは判らないのが困るところですが
これまでどおりの成長が続くと仮定するならば、今の株価は割安だと思います
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